胸悪
むねわる
形容動詞名詞
標準
unpleasant
文例 · 用例
船の進むにつれて最早気味悪き音はやんで動揺はようやく始まりて早や胸悪きをじっと腹をしめて専ら小説に気を取られるように勉むればよう/\に胸静まり、さきの葡萄酒の酔心。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
折から畑に入るゝ肥料なるべし異様のかおり鼻を突きて静岡にて求めし弁当開ける人の胸悪くせしも可笑しかりける。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
けれどもかかる小娘が今更に、女だてら、あの胸悪い権力や精力をこの人間の中心の目標物に於て象徴せずとも世は過ごして行けそうに思われる。
— 岡本かの子 『雛妓』 青空文庫
ええ、胸悪やの、先刻にから。
— 泉鏡花 『吉原新話』 青空文庫
蛇も閃きぬ、蜥蜴も見えぬ、其他の湿虫群をなして、縦横交馳し奔走せる状、一眼見るだに胸悪きに、手足を縛され衣服を剥がれ若き婦人の肥肉を酒塩に味付けられて、虫の膳部に佳肴となりしお村が当時を憶遣りて、予は思はずも慄然たり。
— 泉鏡花 『妖怪年代記』 青空文庫
稲八金天大明権現王子と神様の合資会社で、混雑千万、俗臭紛々|難有味少しもなく、頭痛胸悪くなりて逃げて行く。
— 南方熊楠 『神社合祀に関する意見』 青空文庫
胡麻塩羅紗の地厚なる二重外套を絡へる魁肥の老紳士は悠然として入来りしが、内の光景を見ると斉く胸悪き色はつとその面に出でぬ。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
それ、それ見なさい、親孝行の、正直者の雅之を瞞着して、散々金を取つた上に懲役に遣つたに相違無いと云ふ一札をこの通り入れたぢやないか、これでも未だ※しい顔をしてゐるのか」 打披げたりし油紙を取りて直行の目先へ突付くれば、何を包みし移香にや、胸悪き一種の腥気ありて夥く鼻を撲ちぬ。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
作例 · 標準
彼の胸悪な態度に、みんなが不快感を覚えた。
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そんな胸悪な冗談は、もうやめてほしい。
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会議中に胸悪な空気が流れて、誰も発言しなくなった。
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標準
being mean
作例 · 標準
彼女の胸悪な一言が、場の雰囲気を台無しにした。
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そんな胸悪なことを言うなんて、信じられない。
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彼は普段は優しいが、たまに胸悪な面を見せる。
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