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覧室

らんしつ
名詞
1
標準
文例 · 用例
製作物を出した生徒は気が気でない、皆なそわそわして展覧室を出たり入ったりしている。
国木田独歩 画の悲み 青空文庫
さて展覧会の当日、恐らく全校数百の生徒中|尤も胸を轟かして、展覧室に入った者は自分であろう。
国木田独歩 画の悲み 青空文庫
あらい泥板岩の上を用心ぶかく進んでゆく私の馬のそばで、キッティが笑ったり、おしゃべりをしたりしている折りから――ちょうど平原のうちに、かのシムラが図書閲覧室やペリティの店の露台に囲まれながら見えてきた折りから――私はずっと遠くのほうで誰かが私の洗礼名を呼んでいるのに気がついた。
幻の人力車 世界怪談名作集 青空文庫
大学で一番心持ちの善かったのは図書館の閲覧室で新着の雑誌|抔を見る時であった。
夏目漱石 入社の辞 青空文庫
しかも余が閲覧室へ這入ると隣室に居る館員が、無暗に大きな声で話をする、笑う、ふざける。
夏目漱石 入社の辞 青空文庫
職員閲覧室へ行く人である。
夏目金之助 三四郎 青空文庫
片隅から片隅を見渡すと、向ふの人の顔がよく分らない程に広い閲覧室がある。
夏目金之助 三四郎 青空文庫
司令塔の艙蓋から鉄梯子を下りると、そこには、クルップ式の潜望鏡と潜水操舵器があって、右手が機関室、左手は二つの区画に分れていて、手前のは、以前士官室だった底を硝子張りにした観覧室、またその奥は前の発射管室で、そこに艇長の遺品が並べられてあった。
小栗虫太郎 潜航艇「鷹の城」 青空文庫