卑怯千万
ひきょうせんばん
名詞形容動詞
標準
very mean (sneaky)
文例 · 用例
しかし長年の贔屓であってみれば、まず愛想を尽かす前に十分勧告をして、卑怯千万な虚偽の申し立てなどは、命に換えてもさせんつもりだ」 かく諭したりし欣弥の声音は、ただにその平生を識れる、傍聴席なる渠の母のみにあらずして、法官も聴衆もおのずからその異常なるを聞き得たりしなり。
— 泉鏡花 『義血侠血』 青空文庫
はじめから死ぬるつもりで、女学生に決闘を申込んだ様子で、その辺の女房のいじらしい、また一筋の心理に就いては、次回に於いて精細に述べることにして、今は専ら、女房の亭主すなわち此の短いが的確の「女の決闘」の筆者、卑怯千万の芸術家の、その後の身の上に就いて申し上げる事に致します。
— 太宰治 『女の決闘』 青空文庫
……「あれは、君、僕はあの時、青木のためにガラスの粉末を飲まされたのだ、それを青木に頼んだ者は、三田尻と山口さ、実に卑怯千万な奴だが、謀は見事図に当って、野党の歩調が乱れ、予算の大削減にも逢わず、内閣も倒壊せずに済んださ、その時から青木は、もう男爵になることになっていた」 三造はまた頭をさげた。
— 田中貢太郎 『雨夜草紙』 青空文庫
卑怯千万な不意討だ!
— 平田晋策 『昭和遊撃隊』 青空文庫
「ごまかす気だな、卑怯千万!
— 国枝史郎 『神秘昆虫館』 青空文庫
「かよわい糸子さんを威かしの種に使おうなんて、卑怯千万な奴だ」 それにしても、糸子はどうしてこの部屋へ搬ばれて来たのだろう。
— 海野十三 『蠅男』 青空文庫
それに、私まで貧乏のマキゾエを食わせておいて、私にナイショのお金を隠しておくなんて、卑怯千万だわ。
— その十九 乞食男爵 『明治開化 安吾捕物』 青空文庫
君達はみんな実に卑怯千万だぞ!
— 坂口安吾 『霓博士の廃頽』 青空文庫
作例 · 標準
相手の弱点を陰でつき、勝利を得ようとするのは卑怯千万なやり方だ。
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彼の卑怯千万な言動は、周囲の人々から強い非難を浴びた。
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卑怯千万な手段で成功しても、それは真の達成とは言えない。
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