イデア論
イデアろん
名詞
標準
theory of ideas
文例 · 用例
ここにこの道徳観念の形式主義(形相主義から来る)と普遍主義と非歴史主義との一切が結果する(このイデア論はアリストテレスが克服しようとした処であるが、今の問題はイデアによって代表されるギリシア思想自身にあるのだ)。
— 戸坂潤 『道徳の観念』 青空文庫
だがこのイデア論的倫理説は、一種貴族的な観念論(之は当時政治的には反動を意味した)に立脚したにも拘らず、それであるが故に却って今日の倫理学に較べて、すぐれた幾つかの点を有っている。
— 戸坂潤 『道徳の観念』 青空文庫
そしてここからその存在論であるイデア論が始まる、それが観念論の原型に外ならない。
— 戸坂潤 『イデオロギー概論』 青空文庫
と云うのはこの段階に相当するものが取りも直さずプラトンその人であり、プラトンこそ観念論の古典的典型たる「イデア論」の組織者と見做されているからである。
— 戸坂潤 『現代唯物論講話』 青空文庫
夙くはソクラテスの理想主義や晩年にはピュタゴラス学派の数理論と共に、プラトンをこのイデア論に導いたものは、却って今云ったデモクリトスの原子論だったのである。
— 戸坂潤 『現代唯物論講話』 青空文庫
かくて物質の概念は、古代自然哲学からプラトンのイデア論に至るまでに、存在の概念から無の概念にまで、転化して来た。
— 戸坂潤 『現代唯物論講話』 青空文庫
そういう部分的な云わば任意のテルミノロギーを用いる人にとって、デモクリトスさえが――プラトンのイデア論の先蹤だという理由で――観念論者に見えるということは、今の吾々にとって一向に差閊えのないことである(H・コーエンの如き)。
— 戸坂潤 『現代唯物論講話』 青空文庫
エレア学派で問題にされた虚無がプラトンのイデア論の具体化という課題に際して、「プラトンの質料」となったのである。
— 戸坂潤 『現代唯物論講話』 青空文庫
作例 · 標準
プラトンのイデア論は、西洋哲学の基礎を築いたと言えるだろう。
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イデア論を理解することで、彼の著作の深層に触れることができる。
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彼はイデア論を批判的に検討し、独自の哲学を構築した。
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ウィキペディア
イデア論 は、プラトンが説いたイデア に関する学説のこと。 本当にこの世に実在するのはイデアであって、我々が肉体的に感覚する対象や世界とはあくまでイデアの似像(にすがた)にすぎない、とする。
出典: イデア論 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0