穴蔵
あなぐら
名詞
標準
cellar
文例 · 用例
女主人公が穴蔵へ引っ込んだあとへイルマが蠅取り紙を取り換えに来る、それをながめていたおやじの、暑さでうだった頭の中に獣性が目ざめて来る。
— 寺田寅彦 『映画雑感(4)』 青空文庫
もうその時彼は爐辺から七八尺離れた方へはねのけられて居て、お巡査さんは、莚をひんむいて、穴蔵の口の蓋をとりのけようとして居るのであつた。
— 平出修 『夜烏』 青空文庫
」 家宅捜索の日に、自分を刎ね飛ばして、穴蔵から、赤縞双子の解皮が一反、黒繻子の帯も、之も解き放した片側が一本出てきたとき、あの親様のおつか様が恐しい目をして私を睨んだ。
— 平出修 『夜烏』 青空文庫
されば早や夜ならむ、居る処は、天か、地か、はたまた土蔵か、穴蔵か、眼は開きたれども一物を弁ぜず、闇きことあたかも盲せるごとくなるに、老婦人はただ自失せり。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
しかし地の下の穴蔵のような処でござりますで、なおの事、吃驚遊ばしたでござりましょう。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
「揺れもどうもしないけれど、あんまり騒ぎが酷かったから、あんな、穴蔵のような中にいらっしゃるんだから、ちょいと見舞に行った時、あの、お前が忍んだ時。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
」 二十六「奴は勝ほこった体で、毛筋も動かぬその硝子面を、穴蔵の底に光る朽木のように、仇艶を放って※しながら、(な、けれども、殿、殿たちは上※を庇わしゃろうで、懇申した効に、たってとはよう言わぬ。
— 泉鏡花 『吉原新話』 青空文庫
)私は或る期間、穴蔵の中で、陰鬱なる政治運動に加担していた。
— 太宰治 『虚構の春』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日穴蔵について考えている。
穴蔵という言葉は日本語で重要だ。
彼は穴蔵の意味を理解している。
この文には穴蔵が含まれている。
ウィキペディア
穴蔵(あなぐら)は、地面や山盛り土の斜面に横穴・竪穴を造成または、既存のものを利用して、物を収納できるようにした倉庫。地下倉庫。穴倉・窖とも書く。
出典: 穴蔵 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0