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甲香

かいこう
名詞
1
標準
文例 · 用例
『徒然草』に、「甲香は宝螺貝のやうなるが、小さくて口のほどの細長にして出でたる貝の蓋なり、武蔵の国金沢といふ浦にありしを、所の者はへなたりと申し侍るとぞいひし」(『鎌倉攬勝考』附録に図あり)。
馬に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
が、何しろそう云うものらしくない世にもかぐわしい匂がするので、試みに木の端きれに突き刺して、鼻の先に持って来て見ると、あの黒方と云う薫物、―――沈と、丁子と、甲香と、白檀と、麝香とを煉り合わせて作った香の匂にそっくりなのであった。
谷崎潤一郎 少将滋幹の母 青空文庫