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名詞
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標準
文例 · 用例
らぬ契りの誰れなれや千年の松風颯々として血汐は殘らぬ草葉の緑と枯れわたる霜の色かなしく照らし出だす月一片何の恨みや吊ふらん此處鴛鴦の塚の上に。
樋口一葉 別れ霜 青空文庫
かの時 この時 時は 隔つれ、此処と 彼処と 所は 異れ、 はたはた はたはた み空に ひとり、いまも らぬ かの 黒旗よ。
亡き児文也の霊に捧ぐ 在りし日の歌 青空文庫
六 窓からの風景はいつの夜もらなかった。
梶井基次郎 ある心の風景 青空文庫
二三|分時前までは文三は我女の夫、我女は文三の妻と思詰めていた者が、免職と聞くより早くガラリ気がッて、俄に配合せるのが厭に成ッて、急拵の愛想尽かしを陳立てて、故意に文三に立腹さしてそして娘と手を切らせようとした……どうも可笑しい。
二葉亭四迷 浮雲 青空文庫
ナニ我だッて男子だ、心のした者に未練は残らん。
二葉亭四迷 浮雲 青空文庫
どうしてこう様子がったのか、それを疑っているに遑なく、ただ何となく心嬉しくなって、莞爾した。
二葉亭四迷 浮雲 青空文庫
隅の方なる小卓に倚りて、共に一瓶の葡萄酒を酌み、友誼の永くらざらんことを誓ひて別れぬ。
IMPROVISATOREN 即興詩人 青空文庫
しかし翌日の午後駅へついてみると、葉子|姉妹や弟たちも出迎えていて、初めての時と別にりはなかった。
徳田秋声 仮装人物 青空文庫