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風前

ふうぜん
名詞
1
標準
where the wind blows
文例 · 用例
とあって捕吏を招集せんか、下枝は風前の燈の、非道の刃にゆらぐ魂の緒、絶えんは半時を越すべからず。
泉鏡花 活人形 青空文庫
もう、支那の独立性も、風前の燈火のように見えて来た。
太宰治 惜別 青空文庫
その居るや、行くや、出づるや、入るや、常に飄然として、絶えて貴族的容儀を修めざれど、自らなる七万石の品格は、面白う眉秀でて、鼻高く、眼爽に、形の清に揚れるは、皎として玉樹の風前に臨めるとも謂ふべくや、御代々御美男にわたらせらるるとは常に藩士の誇るところなり。
尾崎紅葉 金色夜叉 青空文庫
小さな切札を一枚もつてゐるから一回だけは防げるとしても、思へば風前の灯火である。
牧野信一 青白き公園 青空文庫
彼等の運命は、依然として風前の灯であった。
海野十三 浮かぶ飛行島 青空文庫
ああ生命は風前の灯である。
海野十三 流線間諜 青空文庫
覆面を取らぬ団員の生命は風前の灯にひとしかった。
海野十三 流線間諜 青空文庫
リーグニッツの不期戦は風前の灯火の感あった大王を救った。
石原莞爾 戦争史大観 青空文庫
作例 · 標準
風前の広場で、枯葉がくるくると渦を巻くように舞い上がっている。
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彼は風前に立ちはだかり、飛んできた砂から小さな子供を守った。
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風前に身を晒すと、冬の冷たさが骨身に染みるね」と肩をすぼめる。
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