百事
ひゃくじ
名詞
標準
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文例 · 用例
況んや其の性情拗戻辛辣にして、自ら轗軻蹉躓、百事不如意の境遇を招致し、而して不平鬱勃、渇虎餓狼の如き状に在るものの、詭激側仄の感情より生じたる論議評隲に於てをやである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
運命に服從し、百事を放擲し」、云々の語を發せしむるに至る。
— 北村透谷 『罪と罰(内田不知庵譯)』 青空文庫
その内に物が心なくしてする事も、目が動けば酒食を得るとて呪し、燈に丁字頭が立つと銭を儲けるとて拝し、鵲が噪げば行人至るとて餌をやり、蜘蛛が集まれば百事|嘉ぶとてこれを放つ、瑞は宝なり、信なり。
— 鼠に関する民俗と信念 『十二支考』 青空文庫
そして漸と出来上つたのが、平の蓋に、「咬得菜根百事可做」汁の蓋に、「不素餐兮」飯の蓋に、「粒々皆辛苦」といふ固苦しい文字であつた。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫
「人得咬菜根百事可做」「勿躰ないも卑しいから」九月十四日 晴。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
ここにおいて日本の上流社会は百事日本風を棄てて欧州風に変革し畏くも宮廷内における礼式をさえ欧州に模擬したりき。
— 陸羯南 『近時政論考』 青空文庫
ただに実際に心配なきのみならず、学校の官立なりしものを私立に変ずるときは、学校の当局者は必ず私有の心地して、百事自然に質素勤倹の風を生じ、旧慣に比して大いに費用を減ずべきはむろん、あるいはこれを減ぜざれば、旧時同様の資金をもってさらに新たに学事を起すに足るべし。
— 福沢諭吉 『学問の独立』 青空文庫
一地方にありて独立独行、百事他人に殊なりと称する人にても、その言語には方言を用い、壁を隔ててこれを聞くも、某地方の人たるを知るべし。
— 福沢諭吉 『徳育如何』 青空文庫
作例 · 標準
彼は百事をこなすスーパーマンのような存在だ。
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その事件の後、百事がうまく行かなくなった気がする。
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彼は百事を承知した上で、その役目を引き受けた。
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