薬代
くすりだい異読 やくだい
名詞
標準
charge for medicine
文例 · 用例
あんな病気を背負いこんで薬代だけでもなみたいていでないのに、東京へ出かけようといってさらに聞かんのだ。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
有田ドラッグの薬の空罐が幾つも残っており、薬がなくなると薬代をもらいに銀子の処へ往ったこともあった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
いくら仕事をしても、薬の使用量もしたがってふえているので、薬代の借りがおそろしいほどの額にのぼり、奥さんは、自分の顔を見ると涙を浮べ、自分も涙を流しました。
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫
御深切な忠告を聞かしていただいたお礼として、お薬代は頂戴いたしません。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
武士は薬代をただにしてくれるとき医者がいつた言葉を憶ひ出した。
— 新美南吉 『良寛物語 手毬と鉢の子』 青空文庫
五歳の年に重病の両親の薬代に代えられた松本楼の子飼いの娘ながら、名前の通り満月をそのままの美くしさ。
— 夢野久作 『名娼満月』 青空文庫
満月ことを左程|御贔負に思召し賜わりまするならば、せめて寮へ下げて養生致させまする御薬代なりと賜わりましたならば、当人の身に取り、私どもに取りまして何よりの仕合わせに御座りまする。
— 夢野久作 『名娼満月』 青空文庫
こんな商売をしてると、ますます悪くなるよ」「だって、こんなことでもしなければ薬代も稼げないわ。
— 織田作之助 『蚊帳』 青空文庫
作例 · 標準
病院の診察料とは別に、薬代が別途請求された。
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毎月、祖母の薬代がかなりの額になる。
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薬代の負担を軽減するために、ジェネリック医薬品を選択した。
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