山海の珍味
さんかいのちんみ
表現名詞
標準
all sorts of delicacies
文例 · 用例
そこに美姫と、美酒と、山海の珍味を並べて、友達を集めて昼夜兼行の豪遊をこころみたために、百万円は瞬く間に無くなって、些なからぬ借財さえ出来た。
— 夢野久作 『夫人探索』 青空文庫
或る夜、よそで晩ごはんを食べて、山海の珍味がたくさんあったので驚いた。
— 太宰治 『新郎』 青空文庫
次々と、山海の珍味が出て来るのであるが、私は胸が一ぱいで、食べることができない。
— 太宰治 『善蔵を思う』 青空文庫
「は」 朝夕の食料に不足していた小吏の心は、仙妃よりも山海の珍味の方に往っていた。
— 田中貢太郎 『賈后と小吏』 青空文庫
そこに山海の珍味が並べられたが、まだ一度も見たことのないものであった。
— 田中貢太郎 『西湖主』 青空文庫
山海の珍味を尽し、美を尽し、善を尽し、出るに自動車あり、居るに明眸皓歯あり、面白い書籍あり、心を蕩かす賭博あり、飽食し、暖衣し、富貴あり、名誉あり、一の他の不満不平あるなくして、それでも猶ほ魂に満されざる声を聞くのは何の故か。
— 田山花袋 『ある僧の奇蹟』 青空文庫
堺もよくその夢を見たそうだが、堺のはいつも山海の珍味といったような御馳走が現れて、いざ箸をとろうとすると何かの故障で食えなくなるのだそうだ。
— 大杉栄 『獄中記』 青空文庫
ご馳走というものは必ずしも山海の珍味を卓上に山盛りすることではない。
— 上村松園 『棲霞軒雑記』 青空文庫
作例 · 標準
旅館の夕食には、地元の山海の珍味がふんだんに盛り込まれていた。
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彼は旅先で、今まで食べたことのない山海の珍味に舌鼓を打った。
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お祝いの席には、特別な山海の珍味が用意された。
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