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翻筋

こぼしすじ
名詞
1
標準
文例 · 用例
特にあのアラビア人のような名前のついた一団の自由自在に跳躍する翻筋斗の一景などは見るだけで老人を若返らせるようなものである。
寺田寅彦 マーカス・ショーとレビュー式教育 青空文庫
美しき軍服着て、熊の頭の上、脊の上などにて翻筋斗す。
IMPROVISATOREN 即興詩人 青空文庫
渠は自暴糞に足を下駄に突懸けたが、下駄は翻筋斗を打つて三尺許り彼方に転んだ。
石川啄木 病院の窓 青空文庫
彼のからだは木の株や土くれの上を翻筋斗うつて、まつさかさまに断崖を転げ落ちて行つた。
VECHERA NA HUTORE BLIZ DIKANIKI ディカーニカ近郷夜話 前篇 青空文庫
されどペトゥローはあざ笑ひ、槍ひきしごきイワンをば、ただ一と突きに突きければ、哥薩克と稚児は翻筋斗うち、奈落の底へと転落せり。
VECHERA NA HUTORE BLIZ DIKANIKI ディカーニカ近郷夜話 後篇 青空文庫
……これこれ小猿よ立ってごらん」 言葉に連れて地に倒れていた猿が、毬のように飛び上り、宙で二三度|翻筋斗を打ったが、やがて地に坐り手を膝へ置いた。
国枝史郎 仇討姉妹笠 青空文庫
直ぐその下を私が通りがかりつつある一八〇〇年代の建造らしい南欧風洋館の廃れた大露台の欄干では、今、一匹の印度猿が緋のチョッキを着、四本の肢で一つ翻筋斗うった。
宮本百合子 長崎の一瞥 青空文庫
僕は逆立ちして、人生をひっくり返し、翻筋斗して、人生をびっくりさせ、卒倒して、人生を気絶させた。
原口統三 二十歳のエチュード 青空文庫