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敵党

てきとう
名詞
1
標準
文例 · 用例
」「もう、立ったであろう」「この雨の中を――」「可哀想じゃが――」「初旅に――」「お前は、いつ立つ」「左様――浪士を集めて、敵党の手配りを調べて、三日が程はかかりましょうか」「深雪は、その間」「南玉と申す講釈師に、あずけましょう」「講釈師、あの、ひょうげた?
直木三十五 南国太平記 青空文庫
平は、神妙に聞いていたが(敵党には人物が多い。
直木三十五 南国太平記 青空文庫
その今、流している涙を十倍にして、敵党へ叩きつける決心をするのだ。
直木三十五 南国太平記 青空文庫
七瀬は、小太郎のことを、八郎太のことを、綱手は、益満のことを、それから、二人で暮している空想を――益満は、敵党に根本的打撃を与える方法を――お互に、それぞれ考えながら、廊下を、轟かせて蒲団を運んで来る女中達の足音を、黙然と聞いていた。
直木三十五 南国太平記 青空文庫
七瀬は、二人の侍を、敵党の者と知って、仙波父子二人が遅れて来ると、欺いたが、うまく欺きおおせるか、もし自分等二人と落合うものと信じて、もし、ここを離れなかったなら?
直木三十五 南国太平記 青空文庫
(この女を利用して、敵党の秘密をさぐり出す――忠義の前には、こういう手段も仕方はあるまい) 月丸は、暫く、綱手の寝息をうかがってから、立上った。
直木三十五 南国太平記 青空文庫
それとも、小太郎を斬りすてて、父の身体を安らかにし、敵党の模様をさぐった上で、別れるか?
直木三十五 南国太平記 青空文庫
敵党の巨魁にしても、調所は、偉物は偉物なのだから――) と、思って、後方からついて来て、斉彬の横へ座った。
直木三十五 南国太平記 青空文庫