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刮ぐ

こそぐ
動詞-五段-ガ行動詞-他動詞
1
標準
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文例 · 用例
が、こんな者に松の露は掛るまい、夜気にこそぐられたように、むずむずと目覚めた六蔵。
泉鏡花 浮舟 青空文庫
とろ/\と睡つて覚めれば、犬が来てぺろ/\と嘗めて居る……胴中を蛇が巻く、今穴を出たらしい家守が来て鼻の上を縦にのたくる……やがては作者の身躰を襲ふて、手をゆすぶる、襟頸を取つて引倒す、何者か知れずキチ/\と啼いて脇の下をこそぐり掛ける。
泉鏡太郎 神鑿 青空文庫
その拍子に女の体にしめた香水の香が省三の魂をこそぐるやうに匂ふた。
田中貢太郎 水郷異聞 青空文庫
その拍子に女の体にしみた香水の香が省三の魂をこそぐるように匂うた。
田中貢太郎 水郷異聞 青空文庫
それに、お伽にあるような不思議な鳥や、世にも珍らしい香料……」 モッフの話は、まるで音楽のようにガルールの耳をこそぐった。
モーリス・ルヴェル Maurice Level ラ・ベル・フィユ号の奇妙な航海 青空文庫
先生は、小野のわきの下をこそぐりました。
小川未明 政ちゃんと赤いりんご 青空文庫
日中のうだるやうな汽車の長旅は、からだこそぐつたり疲れたけれど、沿線の風物にひとつひとつ心が躍り、わりに退屈はしなかつた。
岸田國士 双面神 青空文庫
「だれだえ」「あたし」 女の声は甘酢ッぱく金太の好奇心をこそぐります。
怪盗系図 銭形平次捕物控 青空文庫
作例 · 標準
鍋の底にこびりついた焦げ付きを、金属製のヘラで一生懸命に刮ぎ落とした。
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古いペンキが剥がれかかった壁を綺麗にするため、まずは表面を丁寧に刮ぐ作業から始めた。
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魚の鱗を包丁の背で刮ぐ音だけが、静かな台所にリズミカルに響き渡っている。
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刮ぐ(こそぐ) — 幻辞.com