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矢種

やだね
名詞
1
標準
one's supply of arrows
文例 · 用例
……勢はさりながら、もの凄いくらい庭の雨戸を圧して、ばさばさ鉢前の南天まで押寄せた敵に対して、驚破や、蒐れと、木戸を開いて切って出づべき矢種はないので、逸雄の面々|歯噛をしながら、ひたすら籠城の軍議一決。
泉鏡花 第二菎蒻本 青空文庫
内と外とで箭と石との戦いが暫く続いているうちに果たして敵の矢種は尽きてしまいました。
酉陽雑爼(唐) 中国怪奇小説集 青空文庫
そのうちに、矢種は残らず射尽くしてしまったので、彼も今更おそろしくなって、馬を早めて逃げ出すと、やがて又、激しい風が吹き起り、雷もすさまじく鳴りはためいて来たので、韋は馬を飛び降りて大樹の下に逃げ込んだ。
酉陽雑爼(唐) 中国怪奇小説集 青空文庫
打物は折れ、矢種はつき、船はくだけ、人は沈んで果つるまで、一|人も卑怯に降参するものなく、口々にかたきを呪うて死んだ。
岡本綺堂 平家蟹 青空文庫
ですから田村麻呂の軍勢も、勇気は少しも衰えませんが、さしつめさしつめ矢を射るうちに敵の数はいよいよふえるばかりで、矢種の方がとうに尽きてきました。
楠山正雄 田村将軍 青空文庫
いくら気ばかりあせっても、矢種がなくっては戦はできません。
楠山正雄 田村将軍 青空文庫
と見てとられた大塔宮は、むしろ厳かに微笑あそばされ、「矢種のあらん限りは防ぎ矢を射、心しずかに自害して、名を万代に残そうぞ。
国枝史郎 あさひの鎧 青空文庫
又前深沢、後深沢、矢種沢、狩小屋沢、塀弦沢、小楢俣川等ヲ入レ、中手山ノ東麓ヲ南下シテ木ノ根沢ニ入ル。
木暮理太郎 利根川水源地の山々 青空文庫
作例 · 標準
武士は、いざという時のために矢種を常に補充していた。
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戦が長引けば、矢種が尽きる恐れがある。
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彼の矢種は豊富で、臆することなく敵に向かっていった。
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