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毒杯

どくはい
名詞
1
標準
cup of poisoned alcohol
文例 · 用例
一人は、死刑の宣告書を持ち、一人は、宝石ちりばめたる毒杯を、一人は短剣の鞘を払って。
太宰治 古典風 青空文庫
朱の蝋涙は毒杯の紫擾し照り雫く。
北原白秋 第二邪宗門 青空文庫
(中略)あれを思ひこれを思ひ不覚にも過したる酒の、毒杯なりしよ。
牧野信一 淡雪 青空文庫
ソクラテスは亡命を恥としたために毒杯を飲み干さなければならなかった。
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 宇宙の始まり 青空文庫
七 大聖の義務心 古今の大哲人ソクラテスが、毒杯を仰いで、従容死に就かんとした時、多数の友人門弟らは、絶えずその側に侍して、師の臨終を悲しみながらも、またその人格の偉大なるに驚嘆していた。
穂積陳重 法窓夜話 青空文庫
師が毒杯とか十字架とかによって死刑に処せられた後に、あるいは生涯用いられることなく親しい二、三の弟子の手に死ぬことに満足した(『論語』子罕一二)後に、弟子たちはその師の道や真理を宣伝することに努力した。
和辻哲郎 孔子 青空文庫
ソクラテスもまた、逃亡によって生を永らえ得るにかかわらず、自ら甘んじて不正なる判決に従い、その倫理的覚醒の使命の証しとして毒杯を飲むのである。
和辻哲郎 孔子 青空文庫
それは卑怯だ」 いわれて見ると、無意識にではあったが、彼はあさましくも、相手の表情の幽かな変化を見極めて、毒杯の方を避けようと焦っているのに気附いた。
江戸川乱歩 吸血鬼 青空文庫
作例 · 標準
王は裏切り者に、毒杯を差し出した。
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毒杯を飲まされ、彼は苦しみながら命を落とした。
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物語のクライマックスで、主人公は毒杯を前に苦悩した。
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