魂消る
たまげる
動詞-一段動詞-自動詞
標準
to be astonished
文例 · 用例
十五 火に入る虫 短銃の筒口に濃き煙の立つと同時に泰助が魂消る末期の絶叫、第三発は命中せり。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
と剣を揮い、胸前目懸けて突込みしが、心|急きたる手元狂いて、肩先ぐざと突通せば、きゃッと魂消る下枝の声。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
公園は森邃として月色ますます昏く、夜はいまや全くその死寂に眠れるとき、※谺に響き、水に鳴りて、魂消る一声、「あれえ!
— 泉鏡花 『義血侠血』 青空文庫
船と一所に焼けたものは、活きた人で無うて、私先づ安堵をしたでがすが、木彫だ、と聞けば尚魂消る……豪え見事な、宛然生身のやうだつけの。
— 泉鏡太郎 『神鑿』 青空文庫
ど、ど、どッという響、奥の方騒がしく、あれと言う声、叫ぶ声、魂消る声のたちまち起りて、俄にフッと止みたるが、一文字に門口より鞠のごとく躍り出で、白きもの空を駈けて、むかいなる屋根に上るとて、凄じき音させしは、家に飼いたる猫なりき。
— 泉鏡花 『照葉狂言』 青空文庫
蚊帳を釣っても寝床の上をうようよと這廻る――さ、その夜あけ方に、あれあれ峠を見され、羽蟻が黒雲のように真直に、と押魂消る内、焼けました。
— 泉鏡花 『星女郎』 青空文庫
きっとおれの姿を見てひどく魂消るだろうと思っていると、それでも何の音沙汰もないのだ。
— 平林初之輔 『祭の夜』 青空文庫
私達から見れば此上なく意味のないもので、読んで見て魂消る場合が屡々ある。
— 宮本百合子 『業者と美術家の覚醒を促す』 青空文庫
作例 · 標準
宝くじで一等に当選したと知った時は、本当に魂消て腰が抜けそうになった。
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「えっ、もう結婚するの?!」と、親友からの突然の報告に魂消た。
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昨夜の火事のニュースには魂消たが、知り合いの家は無事だったようで安心した。
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