復讐者
ふくしゅうしゃ
名詞
標準
avenger
文例 · 用例
犯人は云うまでもなく同一人であり、しかも坑殺された峯吉の燃え沸る坩堝のような怨みを継いだ冷酷無比の復讐者だ。
— 大阪圭吉 『坑鬼』 青空文庫
最初係長は、技師の殺害に当って、早くも事の真相を呑み込むと、峯吉の復讐者となり得る人びとの全部を捕えて片ッ端から調査にとりかかったのであるが、しかしその四人の嫌疑者の調査の進行の途中に於て、技師と同じ意味で古井工手が殺害されてしまったのだ。
— 大阪圭吉 『坑鬼』 青空文庫
顳※に高圧電流をうけて、此の若い復讐者は再び蘇生する事がなかったのである。
— 小栗虫太郎 『後光殺人事件』 青空文庫
それから外へ出て、街灯に照らされている街々を、やはり二つに分裂した無我夢中の心もちで通ってゆき、自分の犯した罪を小気味よく思い、これから先の別の罪をいろいろと気軽に企みながらも、また一方では絶えず足をはやめ復讐者の足音が聞こえはしないかと自分のうしろに絶えず耳を澄ましていた。
— THE STRANGE CASE OF DR. JEKYLL AND MR. HYDE 『ジーキル博士とハイド氏の怪事件』 青空文庫
されど然し、新しき世紀の暗澹たる闇の歴史を貫いて、きらめき輝く未来の勝利者の希望はのこる、身をもって闘える犠牲者の遺志を継承するもの、復讐者等は、死灰を蹴立てて飛び立つ不死鳥の如く、彼等が死骸の下から、力強き第三インターナショナルの歌声をあげて、起って来るのだ。
— ――カール・ローザ十週年―― 『虐殺の記念日』 青空文庫
汝は汝自身に対し或は汝自身の影像又は他の影像に従つて何等の理想をも創造すべからず、汝は汝の夫が如何なるものにもせよ又如何なる性格を現はすにもせよ、只管夫のためにのみ夫を愛せよ、自然は厳粛なる復讐者なり、少女の空虚なる羅曼主義は成熟せる婦人の情緒の第三若しくは第四期に至る迄罰せらるべし。
— エレン・ケイ 『恋愛と道徳』 青空文庫
だが彼の短篇小説の本質は、みづから二十代の良心として、あくまで復讐者――なんなら復員者といつてもいいだらう――の文學たるところにあつた。
— ナルシシスムの運命 『三島由紀夫』 青空文庫
3 だが復讐者は、復讐の魔神につけ狙はれることを覺悟しなければなるまい。
— ナルシシスムの運命 『三島由紀夫』 青空文庫
作例 · 標準
彼は家族の仇を討つため、冷酷な復讐者へと変貌した。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
映画の主人公は、街の平和を守る孤高の復讐者だ。
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悪党は、いつか復讐者が現れることを恐れていた。
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