薬位
くすりい
名詞
標準
文例 · 用例
京極三太郎から見れば、横里鯨之進が女の子にやるチョコレートに、モヒか阿片か、少くとも媚薬位は入って居そうな気がしてならなかったのですが、この神聖なる恋人達は、そんな事を押してどうこう云うことの出来ないほど、弱気で臆病で、体面にこだわって居たのです。
— 第四次元の恋 『奇談クラブ〔戦後版〕』 青空文庫
また同じ理由によつて、既に診察を受けた後も自分の病氣の一寸した服藥位では癒らぬ性質のものであるを知りながら、やつぱり自分で自分を病人と呼ぶことが出來なかつた。
— 石川啄木 『郁雨に與ふ』 青空文庫
」 実は由藏も藥位買つてやらねばなるまいと思つてゐた。
— 下村千秋 『泥の雨』 青空文庫