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郷兵

きょうへい
名詞
1
標準
文例 · 用例
郷兵のやうな服を着た老人が數人線路に沿うて立つてゐたのが近づいて來て、飮料水が用意してあるから飮みたい者は車から出て來なさいと觸れ歩いた。
野上豐一郎 大戰脱出記 青空文庫
その兵士の服役は輪番制によって絶えず交代するものであり、在郷兵は月二三回の訓練を受ける。
日本の悲劇 鎖国 青空文庫
(三十四年十月上旬)故郷を離れたころ故郷を離れたころ 故郷というものは、五十年が行きどまりだと、かねがね思っていたが、私が次兄(井上|通泰)に伴われて故郷兵庫県|神東郡田原村辻川(現神崎郡福崎町辻川)を離れてから、今年でもう七十一年になる。
柳田国男 故郷七十年 青空文庫
いやそれのみか、あらかじめ、太守のほうから命令があったとみえ、劉玄徳以下の三傑に、二百余の郷兵が、突然、楼桑村から※郡の府城へ向って出発する際には、関門のうえに小旗を立て、守備兵や役人は整列して、その行を鄭重に見送った。
桃園の巻 三国志 青空文庫
貧しい武器と、訓練もない郷兵を集めて、このひろい天下の騒乱の中へ打って出たおまえが、たった三年やそこらで、功を遂げ名をあげて戻ってこようなどと……そんな夢みたいなことを母は考えて待っておりはしない。
桃園の巻 三国志 青空文庫
見れば、姜叙、楊阜以下、すべて白い戦袍に白い旗をかかげて、「亡主の仇馬超を討ち、もって泉下の霊をなぐさめん」 と、弔い合戦を決意した郷兵軍が、悲壮な陣を布いていたものであった。
図南の巻 三国志 青空文庫
姜叙、楊阜は急に取って返して、「馬超、罠に落つ」 と、郷兵の士気をはげましつつ側面へ出た味方と呼応して挟撃のかたちをとった。
図南の巻 三国志 青空文庫