パン助
パンすけ異読 パンスケ
名詞
標準
prostitute
文例 · 用例
そして、第三に、よむものの心をうつことは、商業的な文化の上では猟奇のヒロインのように描き出される彼女たちが、電車にのると、パン助野郎、歩いて行け、とののしられたりするということである。
— 宮本百合子 『偽りのない文化を』 青空文庫
オメカケだのパン助だのと、女には内職できるけど、男はそうはいかねえよ。
— 坂口安吾 『退歩主義者』 青空文庫
男だって、パン助もやりたくなろうじゃないか」「バカ野郎。
— 坂口安吾 『退歩主義者』 青空文庫
舞台の上からチョイトなんてパン助いるかい」「あんなこといってらア。
— 坂口安吾 『退歩主義者』 青空文庫
上は総理大臣より浮浪児パン助に至るまで、ドサクサまぎれに稼ぎのできる人材を新興階級といい、末は大名貴族となる名門の祖先なのである。
— 坂口安吾 『現代忍術伝』 青空文庫
おそろしく正直で、リチギなドロボウがいるかと思うと、總理大臣がむやみと謹嚴な顏をしてワイロをつかんでいたりさ、パンすけが良妻賢母だつたり、舊華族の令孃のハンドバッグに、ゴム製品が一ダースも入つていたり――そういつた時代。
— 三好十郎 『夜の道づれ』 青空文庫
作例 · 標準
戦後の混乱期、ガード下には「パン助」と呼ばれた女性たちが立ち並んでいたという。
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彼は昔の不遇な時代のことを話すとき、自嘲気味に「俺はパン助の息子だった」と語った。
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その言葉は今では死語に近いが、当時の社会状況を物語る重い響きを持っている。
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