人心地
ひとごこち
名詞
標準
consciousness
文例 · 用例
心痛と不安とで人心地もなかつた、お前の母は、その兄の詞を聞いて顏を和らげたやうだつた。
— 南部修太郎 『疑惑』 青空文庫
たった一人そこに取り残されて、はじめて幾らかの人心地のついたお蝶は、どう考えても夢のようで何がなにやら見当が付かなかった。
— 奥女中 『半七捕物帳』 青空文庫
彼は人心地を知った。
— 梶井基次郎 『過古』 青空文庫
われは人心地もあらで見られじとのみひたすら手足を縮めつ。
— 泉鏡花 『龍潭譚』 青空文庫
……おかげ様で私も、やっと人心地が付きました。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
婦女等は苦悶に苦悶を重ねて、人心地を覚えざるもありき。
— 泉鏡花 『取舵』 青空文庫
生温い茶をがぶ/″\と遣つて、爺がはさみ出してくれる焚落しで、立て續けに煙草を飮んで、大に人心地も着いた元二。
— 泉鏡太郎 『二た面』 青空文庫
起き上つては見たが何だか人心地がしない。
— 平出修 『計画』 青空文庫
作例 · 標準
事故の衝撃で気を失っていたが、救急車のサイレンでようやく人心地がついた。
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高熱でうなされていた息子が、三日目にしてようやく人心地を取り戻したようだ。
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冷水を顔に浴びて、ようやく泥酔から覚めて人心地が戻ってきた。
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標準
relief
作例 · 標準
温かいスープを一口飲んで、冷え切った体にようやく人心地が戻った。
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張り詰めていた会議が終わり、コーヒーを飲んでやっと人心地がついた。
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荒れ狂う海から無事に生還し、陸に上がって初めて人心地がした。
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