拠有
よんどころゆう
名詞
標準
文例 · 用例
寺田は取手駅と守谷との間で、守谷の飛地といふことであり、守谷が将門拠有の地であつたことは人の知るところである。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
繆公は秦の繆公、西陲に拠有して、漸く其大を成せり。
— 幸田露伴 『囲碁雑考』 青空文庫
由は、『論語(雍也十五)』の「子曰く、誰か能く出ずること戸に由らざらん、何ぞ斯の道に由ること莫き」の由であって、決して依頼の頼や拠有の拠では無い。
— 幸田露伴 『一貫章義(現代訳)』 青空文庫
当時の大内家は中国と九州とにまたがり拠有した大勢力で、それに支那貿易に関する特権を有したところから、その富西国に冠たる有様であったことは、みな人の知るところ、実隆の大内家との関係についてもまたすでに述べたとおりである。
— 原勝郎 『東山時代における一縉紳の生活』 青空文庫
其の古代に於て、玉作を職とせる名族に據有せられて、五萬餘戸の聚落を爲せしことも想像し得べし。
— 内藤湖南 『卑彌呼考』 青空文庫
コロボックルは如何なる器具を用ゐしやと云ふ事を考ふるには三つの據有り。
— 坪井正五郎 『コロボックル風俗考』 青空文庫