蚊帳釣り
かやつり
名詞
標準
文例 · 用例
蚊帳釣りて翠微つくらん家の内 特に翠微というは翠の字を蚊帳の色にかけたるしゃれなり。
— 正岡子規 『俳人蕪村』 青空文庫
蚊帳釣りて翠微つくらん家の内 特に「翠微」といふは翠の字を蚊帳の色にかけたるしやれなり。
— 正岡子規 『俳人蕪村』 青空文庫
所が西域の方では、その當時書寫の材料として使用したのは、パピルス即ちカヤツリ紙か、または獸皮を滑した革紙即ちパルチメントであつた。
— 桑原隲藏 『東洋人の發明』 青空文庫
四 マホメット教國の勃興以前は勿論、その初起時代でも、パミール以西の諸國では、書寫の材料として、普通にカヤツリ紙即ち Papyrus か殊に革紙即ち Parchment を使用した。
— 桑原隲藏 『紙の歴史』 青空文庫
便利で徳用な支那紙が使用され始めてから、カヤツリ紙も革紙も次第にその影を潛むるに至つた。
— 桑原隲藏 『紙の歴史』 青空文庫
薩末の紙はその美麗と便利と廉價の諸點で、遙に從來のカヤツリ紙及び革紙に優つたから、容易に後者を市場より驅逐した。
— 桑原隲藏 『紙の歴史』 青空文庫
引き續きてペルシア、アラビア、エヂプト、シリア、スペイン等當時マホメット教の勢力範圍であつた國々に、至る處製紙工場が建設せられ、製紙業の隆興と共にカヤツリ紙や革紙の需要は減じ、西暦十世紀の半頃となると、マホメット教國では殆どカヤツリ紙の使用を絶つに至つた。
— 桑原隲藏 『紙の歴史』 青空文庫
ヨーロッパ諸國も西暦十二三世紀の頃迄は西方アジアと同樣で、普通にカヤツリ紙や革紙を書寫の材料としたが(26)、マホメット教國に製紙業が隆興するに從ひ、その製紙はヨーロッパ諸國へ輸入された。
— 桑原隲藏 『紙の歴史』 青空文庫