諸宗
しょしゅう
名詞
標準
文例 · 用例
さとりは全然不必要だと主張するのは、鎌倉時代に起った新興仏教の法然、親鸞、日蓮等の諸宗祖の見解で、これを述べる前に、曹洞禅の中のあるものの説くさとり不必要論を紹介しますと、さとれるようなさとりは小さなものだ。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
平安末期より鎌倉時代にかけて法然、親鸞、日蓮、道元の諸宗祖によって、新興仏教が時代に応じて興りました。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
内外諸宗にわたつて博識の名が隠れもなく、自分にも大分それを自慢に思つてゐた。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫
かようの塗料を追々改良して種々の香剤を加え装飾の具と成したのが塗香で、諸宗教の威儀の具ともなったのだ。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
ただし『大英百科全書』十一版一巻|塗油の条に、諸宗教諸人種の儀式皆これを用うと書いたは誤謬で、わが邦にはかつてこれを行わず、仏教の修法に香湯に浴する事は聞くが、油脂等を身に塗ったと聞かぬ。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
そもそも、熊楠幼時より信心厚く、何でもござれで諸宗の経典に眼を晒し、断食苦行などは至極の得手物で、先日円寂した土宜法竜大僧正など、汝出家せば必ず中興の祖師となれると勧められた。
— 猪に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
大乗経典を研究、その弘伝者として大乗諸宗の祖師といわれる。
— 茶の本 『茶の本』 青空文庫
旦那寺の和尚は勿論、又私が漢学塾に修業して、その塾中に諸国諸宗の書生坊主が居て、毎度私処に遊びに来れば、母は悦んで之を取持て馳走でもすると云うような風で、コンナ所を見れば唯仏法が嫌いでもないようです。
— 福翁自伝 『福翁自伝』 青空文庫