丸提灯
まるちょうちん
名詞
標準
round paper lantern
文例 · 用例
通り越して、ひょいと向うを見ると、はしなくも目にうつったのは、「易断」と丸提灯に染めぬいた大道易者のささやかな屋台です。
— 京へ上った退屈男 『旗本退屈男 第四話』 青空文庫
また箱屋のはじまりは、「江戸職人づくし」によると、突込髪にした婆が三味線箱を背負い、前帯に褄をはしょり、素足に下駄を突っかけて片手には小丸提灯、夜道を照らしつつ先立ちして歩いておる。
— 柴田流星 『残されたる江戸』 青空文庫
古川橋の交叉点へ近づいた時、通行の途絶えた暗い、昼間より広く見える軌道のところに三つ四つ入り乱れている丸提灯の赤い灯かげが見えた。
— 宮本百合子 『海流』 青空文庫
丸提灯に汁粉、御雑煮とかいたのがぶらさがつて、提灯の火が、軒端に近い一本の柳の幹を照らしてゐる。
— 夏目金之助 『坊っちやん』 青空文庫
丸提灯に汁粉、お雑煮とかいたのがぶらさがって、提灯の火が、軒端に近い一本の柳の幹を照らしている。
— 夏目漱石 『坊っちゃん』 青空文庫
作例 · 標準
夏祭りの夜、参道に並んだ丸提灯が柔らかな光で足元を照らしていた。
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軒先に吊るされた丸提灯には、大きく「氷」の文字が書かれている。
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古い旅館の玄関をくぐると、家紋入りの立派な丸提灯が目に入った。
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