相対
あいたい
名詞頻度ランク #4397 · 青空 1268 例
標準
involving only the parties concerned
文例 · 用例
又、之の欠乏する限り、判断といふものもひどく相対的にしか行はれないのではあるまいか。
— 中原中也 『感情喪失時代』 青空文庫
手短かに云ふなら、私は相対的可能と不可能の限界を知り、さうして又、その可能なるものが如何にして可能であり、不可能なるものが如何に不可能であるかを知つたのだ。
— 中原中也 『我が生活』 青空文庫
頻繁なる対人圏にあつて、各人が各人で朗らかであり得ぬ程度に比例して人々は互の「顔色を覗ふ」こと盛となる、即ち相対的となる、即ち創作的気心より遠ざかるわけである。
— 中原中也 『詩に関する話』 青空文庫
おまへくらゐのものにまだ相対界を尽滅させられて堪るものかいと空で無頼漢が私にいふ。
— 小林秀雄に 『小詩論』 青空文庫
そして私自身まだ相対界が好きなのだから私は無頼漢の奴隷になつてなくちやならなくとも仕方がない。
— 小林秀雄に 『小詩論』 青空文庫
何故と云つて神は絶対であり、私の表現は相対的に行はれるのみだからである。
— 中原中也 『地上組織』 青空文庫
又、人の子の謂ふ奇蹟も容易きことなれど、人の子を遣りたる相対の世界には神自らも相対性以外を行ふとも見せられず。
— 中原中也 『地上組織』 青空文庫
植半の屋根に止れる鳶二羽相対してさながら瓦にて造れるようなるを瓦じゃ鳥じゃと云ううち左なる一羽嘲るがごとく此方を向きたるに皆々どっと笑う。
— 寺田寅彦 『半日ある記』 青空文庫
作例 · 標準
例句