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睨み回す

にらみまわす
動詞
1
標準
文例 · 用例
」 そう言いながら、眼を室内に放って、四|隅をにらみまわすようす。
日光の巻 丹下左膳 青空文庫
軍談では伊藤燕尾、請負師みたいな風采で、凄い目にぎろりとにらみまわすところ、賤ヶ嶽の豪傑然たり。
山本笑月 明治世相百話 青空文庫
」「あッ、それでは……」 里では魚も食べさせて貰えなかったのかと、他吉はほろりとして、「取るもんだけは、きちきち取りくさって、この子をそんな目に会わしてけつかったのか」 と、そこらあたり睨みまわす眼にもふだんの光が無かった。
織田作之助 わが町 青空文庫
」 と、そこらあたり睨みまわす眼にも普段の光が無かった。
織田作之助 わが町 青空文庫
交通巡査みたいに大手を拡げて、前後左右の群集を睨みまわす恰好をすると、イキナリ拳固を空中に舞わしながら、金切声を振り絞り初めるのだ。
夢野久作 ドグラ・マグラ 青空文庫
評議の席などで酔っ払った奈良原到が、眼を据えて睨みまわすと、いい加減な調子のいい事を云っている有志連中は皆青くなって、座が白けてしまったという。
夢野久作 近世快人伝 青空文庫
入って来るなり何も言わずに家の中をギロギロ見廻し、ガタガタ顫えている段六、恐怖の極、叫び声も立てなくなっている避難民達、上りがまちに二人の子を抱いて立っているお妙を暫く睨みまわす。
三好十郎 天狗外伝 斬られの仙太 青空文庫
ギョロリ、ギョロリと二人を睨みまわすようにしながら)(その時、街道を右の方から走つて來るトラックの音が近づき、ヘッドライトがそのへんを明るくする。
三好十郎 夜の道づれ 青空文庫
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