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被く

かずく異読 かづく
動詞-五段-カ行
1
標準
to wear on the head
文例 · 用例
何うせ、宮のあとについて行くことすら出來ない身――』かう言ひかけて登子は急にたまらなく悲しくなつて來たといふやうに、いつもなら引被くのが慣ひであるのに、顏を上に向けて、ひとり手に涙が兩方の眼から行をなして落ちて來るのに任せた。
田山花袋 道綱の母 青空文庫
初秋の歌初秋は来ぬ、白麻の明るき蚊帳に臥しながら、夜の更けゆけば水色の麻の軽きを襟近く打被くまで涼しかり。
與謝野晶子 晶子詩篇全集 青空文庫
其|廂合が、西の出口に近づいてから、露地屋根を被くやうになつて居た。
折口信夫 戞々たり 車上の優人 青空文庫
前に述べた田楽師がすばらしい花藺笠を被くのも、元よりましであつた事を暗示するものであらう。
折口信夫 髯籠の話 青空文庫
下谷のある町の金貸しの婆さんの二階に間借りして、うら若い妻と七輪で飯を焚いて暮している光景のすぐあとには、幼い児と並んで生々しい土饅頭の前にぬかずく淋しい後姿を見出す。
寺田寅彦 厄年と etc. 青空文庫
この人物の性格通り、名宛もきっちり、筆跡もぐらつかずくっくりしていて、あたかも書斎で書かれたかのようだった。
THE FINAL PROBLEM 最後の事件 青空文庫
ただ、神仏の前にぬかずく時、――ほかには何の仔細もなかった。
泉鏡花 甲乙 青空文庫
こういう場所には必ずあるべきはずの杉の大樹が、天と地とを繋ぎ合せるように高く高く生い茂って、社前にぬかずく参拝者の頭の上をこんもりと暗くしています。
岡本綺堂 綺堂むかし語り 青空文庫
作例 · 標準
彼は、日差しが強いので、麦わら帽子を被いていた。
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祭りの装束として、立派な冠を被く
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寒い日には、厚手のニット帽を被くと暖かい。
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旅の安全を祈願して、お守りの飾りを頭に被く
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2
標準
to have cloth, clothing, etc. bestowed upon one by their lord or master
作例 · 標準
主君から、新しい装束を被くことを許された。
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儀式において、王族から特別な衣を被く栄誉を得た。
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彼は、長年の忠誠により、主君から貴重な帛紗を被くことを許された。
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殿様から直々に、戦功を称えられた証として陣羽織を被く
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3
標準
to be injured
作例 · 標準
彼は、不注意から、顔に大きな傷を被くことになった。
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その事故では、多くの車両が損傷を被き、甚大な被害が出た。
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突然の砲撃により、兵士たちは負傷を被くことを避けられなかった。
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嵐の中、船は激しい衝撃を被き、一部が破損した。
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