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眤懇

眤懇
名詞
1
標準
文例 · 用例
楊次公は、元章とは眤懇のなかだつたが、役目の手前黙つてもゐられないので、苦りきつていつた。
薄田泣菫 石を愛するもの 青空文庫
それから、亀右衛門と蔵人は殊のほか眤懇になった。
佐藤垢石 酒渇記 青空文庫
蔵人は、いよいよ不審に思って、さらに馬をかえして亀右衛門を呼び、『日ごろ眤懇のよしみ、このままでは水臭い。
佐藤垢石 酒渇記 青空文庫
兄様とは眤懇の間ぢやから甘い事そこらあたり誤魔化して居るんだらうな。
死線を越えて 死線を越えて 青空文庫
同君と私とは、同君が大学在学当時以来すこぶる眤懇の間であったので、突如として同君の訃音をきいたときは、殊に哀愁の感を禁じ得なかった。
牧野富太郎 植物一日一題 青空文庫
「外ぢやございませんが、小林樣のお宅はツイ御近所のやうですが、小森屋さんと眤懇にしていらつしやることでせうな」「それはもう、何彼につけてお世話になつて居りますが」「御惣領の習之進樣は、ことの外、小森屋のお孃さんに御執心だつたさうで」「飛んでも無い。
恋をせぬ女 錢形平次捕物控 青空文庫
「八五郎親分とはすつかり眤懇になつたが、高名な錢形の親分は初めてだ、思つたより若いなア」 岡浪之進は身分の腰に手を當てゝ、年寄臭く反り身になつたりするのです。
和蘭の銀貨 錢形平次捕物控 青空文庫
その側から、慰め兼ねておろ/\して居るのは、『小父さん』と言はれる、故人と眤懇の浪人者、跡部滿十郎といふ四十男です。
竹光の殺人 錢形平次捕物控 青空文庫