接ぎ木
つぎき
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
grafting
文例 · 用例
「枝ぶり悪き桜木は、切って接ぎ木をいたさねば、太宰の家が立ちませぬ。
— 岡本綺堂 『綺堂むかし語り』 青空文庫
「枝ぶり悪き桜木は、切って接ぎ木をいたさねば、太宰の家が立ちませぬ」と、定高は凛とした声でいい放つ。
— 岡本綺堂 『島原の夢』 青空文庫
世間の眼から見ればいわゆるぶらぶらしていたその頃の彼についてエマスンはこういっている、「彼は決して怠惰でも放縦でもなく、長期の職業にしばられるかわりに、金が入用になると、小舟や柵をつくること、植樹、接ぎ木、測量のような何か短期の肉体労働の仕事でそれを獲た。
— 訳者の言葉 『森の生活――ウォールデン――』 青空文庫
彼の果樹園はかつてはブリスターズ丘の全体をおおうていたが、すでにずっと前からヤニマツに圧倒されてしまい、わずかにいくつかの根株があるだけで、その古根は今でも村で接ぎ木の野生の台木に倹約につかわれ、栄えている。
— WALDEN, OR LIFE IN THE WOODS 『森の生活――ウォールデン――』 青空文庫
政治家や耽美家や社会学者がそれに接ぎ木されることは、おかしな変形だと思っていた。
— JEAN-CHRISTOPHE 『ジャン・クリストフ』 青空文庫
私は、ここに金を置いてゆきますから、このつぎきますまでに、そんなかわいそうなくまでない、もっと恐ろしい大ぐまをしとめて、きもをとっておいてください。
— 小川未明 『猟師と薬屋の話』 青空文庫
とよに縫いもののつぎきれを出して座敷へ戻って来てみると、竹村があぐらをかいた膝の前に二つ折りにした盤をおいて、「何だって――ピヨン、ピヨン?
— 宮本百合子 『二つの庭』 青空文庫
ひろ子といえども、裁縫で五円八十銭稼いだことはなかろう」 重吉は、「僕がやってやろう、見ていてごらん、うまいんだから」 袋をとって、ひっくりかえして、内側からつぎきれを当てて、縫い出した。
— 宮本百合子 『風知草』 青空文庫
作例 · 標準
父は庭の柿の木に別の品種を接ぎ木して、二種類の味を楽しめるようにした。
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このバラは病気に強い台木に、香りの良い品種を接ぎ木して育てられたものだ。
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農業高校の実習で、苗木をナイフで削って接ぎ木をする繊細な作業を学んだ。
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ウィキペディア
接ぎ木 とは、2個以上の植物体を、人為的に作った切断面で接着して、1つの個体とすることである。このとき、上部にする植物体を穂木(接穂、継穂、ほぎ、つぎほ)、下部にする植物体を台木という。
出典: 接ぎ木 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0