幻辞.com

冴え返る

さえかえる
動詞-五段-ラ行動詞-自動詞
1
標準
to be very clear
文例 · 用例
彼等は近代の文化人とはあまりに知性が冴え返るその寂しさと、退屈をいつも事務か娯楽で紛らしてゐなければならないといふことを十分承知して、そして実際それをやつてゐるほどの文化人だつた。
岡本かの子 夏の夜の夢 青空文庫
空が高く冴え返るやうな日も此頃では餘り望めなくなつた。
島木健作 生活の探求 青空文庫
髪の毛をクシャクシャにしたまま、青白い、冴え返るほどスゴイ表情をして、両手を高々と胸の上に組んで、私をジイと睨み付けているのであったが、その近眼らしい眩しそうな眼付きを見ると、発狂しているのではないらしい。
夢野久作 一足お先に 青空文庫
女連れの客が立った後には、硝子の花瓶にさした菜の花ばかりが、冴え返る食堂車の中にかすかな匂を漂わせている。
芥川龍之介 西郷隆盛 青空文庫
尤も当日の天候は、発句の季題を借用すると、正に冴え返る雨天だった。
芥川龍之介 上海游記 青空文庫
一面に冴え返る月の色の方六尺のなかに、会釈もなく緑青を使って、柔婉なる茎を乱るるばかりに描いた。
夏目漱石 虞美人草 青空文庫
深く澱んだしづもりが一入しんと冴え返る程、高く黄色い金切声の合唱で――それは、駄夫の直ぐ後から同じ坂道を登つてきた数名の少年達の悪戯であつた。
坂口安吾 竹藪の家 青空文庫
」 然し周平は、酒を飲めば呑気になるどころか、益々気分が冴え返るのであった。
豊島与志雄 反抗 青空文庫
作例 · 標準
夜空の星が、冴え返る空気の中で一層輝きを増していた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
澄んだ空気の中で、遠くの山の稜線が冴え返るように見えた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
氷点下になり、空気は冴え返り、肌に突き刺さるようだった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
2
標準
to be keenly cold
作例 · 標準
冬の朝、空気が冴え返って、思わず息をのんだ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
冴え返るような寒さの中、彼はコートの襟を立てて歩いた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
窓の外は、冴え返るような静けさに包まれていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
冴え返る(さえかえる) — 幻辞.com