マダ
マダ
名詞
標準
Japanese linden (Tilia japonica)
文例 · 用例
若い丸髷の下町式マダムが弁慶縞の上っぱりで、和装令嬢式近代娘を相手に、あでやかにつややかに活躍している。
— 寺田寅彦 『病院風景』 青空文庫
岩は鋼鉄のように硬くなりながらも、イワベンケイ、ミヤマダイコンソウ、ムカゴトラノオなど、黄紫のやさしい花を、点々とその窪洞に填めながら、ギザギザに尖っている輪廓を、無数に空に投げ掛けている。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
行列の前の方で鬘で年を隠したマダムが逃げた若い情夫と思わずめぐり合った。
— 岡本かの子 『街頭』 青空文庫
そして殉教者町の骨董店のマダム・ルグランが、市の或る場所に向つて馬車で出かけるときは、巴里全體が停滯してしまふ。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『「マルテ・ロオリッツ・ブリッゲの手記」から』 青空文庫
夜が更けると、米良は陳子文とイサックを伴って電車路からクインス・スタチウの花園の附近にあるマダム・レムブルクの夜の家を訪れる。
— 吉行エイスケ 『地図に出てくる男女』 青空文庫
彼等はマダム・レムブルグの家でアングロ・サクソンの英諾威人、ケント族の仏伊人、スラブの露墺人、アイオニアンの血族|希臘人の商人、オットマン帝国の土耳古人等と夜食を共にするのであった。
— 吉行エイスケ 『地図に出てくる男女』 青空文庫
マダム・レムブルグは商取引所に於ての最近の銀の相場の高騰にあって、軍閥の勝利をたしかめると同時に同志の破滅を予感した。
— 吉行エイスケ 『地図に出てくる男女』 青空文庫
マダム・レムブルグの毛深い部屋でこの陳独秀の悲壮な報告が終って、彼は自己の生涯の最後を南支那海のビイクトリア島においたのであった。
— 吉行エイスケ 『地図に出てくる男女』 青空文庫
作例 · 標準
山道を歩いていると、樹皮の繊維が強いマダの木が自生しているのを見つけた。
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昔はこのマダの木の皮から紐を作り、荷物を縛るのに利用していたそうだ。
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植物図鑑で、シナノキの別名としてマダという呼び名があることを学んだ。
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ウィキペディア
マダ (Mada) は、インド神話に登場する巨大なアスラ(阿修羅)である。その名前は「酩酊」という意味。聖仙チヤヴァナがインドラ神を屈服させるために創造した怪物で、大きな歯と4本の牙を持ち、その口を開けば上顎が天まで届いたという。
出典: マダ — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0