炭山
たんざん
名詞
標準
文例 · 用例
万寿丸が属する北海炭山会社のランチは、すぐに勢いよくやって来た。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
彼らは、石炭と海との親不知、石炭と石炭との山の谿間を通って、夕張炭山へ続いている鉄道線路を越して、室蘭の市街へ出た。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
汽車の歌志内の炭山に分るゝ某停車場に着くや、車中の大半は其処で乗換へたので残るは余の外に二人あるのみ。
— 國木田独歩 『空知川の岸辺』 青空文庫
渠の兄は某炭山の役員である。
— 放浪 『泡鳴五部作』 青空文庫
第一、石狩原野や十勝原野の樣な廣漠たる風景はなからうし、諸方の炭山事業も規模のああ大きいのは他にすくなからうし、住んでをる人間その物が片田舍のどん百姓でもなか/\馬鹿にならん。
— 放浪 『泡鳴五部作』 青空文庫
或炭山には、今、身持ちになつてゐるのがある。
— 放浪 『泡鳴五部作』 青空文庫
義雄はこの町の他日の發達を致すべき財源地、萬字炭山へも行つて見たかつた。
— 斷橋 『泡鳴五部作』 青空文庫
同炭山は幌向川の上流にあり、水準點以上に三百七十萬噸、水準下のを合すれば一千萬噸以上の炭量を有すると云はれ、露頭は累々として沿岸に連なつてゐるさうだ。
— 斷橋 『泡鳴五部作』 青空文庫