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ものを

ものを
接続詞助詞
1
標準
although
文例 · 用例
さういふ定説といふものを云ひ出す方は案外呑気に云ひ出すのであるが、云はれる方は辛いものである。
中原中也 思ひ出す牧野信一 青空文庫
しかしともかく、それらの音楽によつて多くの人々が、好い気持にされてゐるのだから文句はないのだが、然しもと/\気分の暈縁なぞといふオボコイものを聴いて喜んでゐる連中が取引のこととなると俄然骨ばつてくるし、而も楽々骨ばれるやうに前以て備へてゐるので、「音楽と世態」なぞと今並べてみたくなるのである。
中原中也 音楽と世態 青空文庫
こちらはもともと観念といふものを必要としてをり、衣食住だけを全てだとは思はない人種だからである。
中原中也 作家と孤独 青空文庫
しだいに四方を眺むれば、遠き地平を超え、黒き眞冬を超えて叫びしんりつす、ああ聖地靈感の狼ら、かなしみ切齒なし、にくしんを研ぎてもとむるものを、息絶えんとしてかつはしる。
萩原朔太郎 巡禮紀行 青空文庫
疾走れるものを見るなかれ、いまともがらは一列に、手に手に銀の鈴ふりて、雪ふる空に鳥を薫じ、涙ぐましき夕餐とはなる。
萩原朔太郎 巡禮紀行 青空文庫
かくて私は詩壇に、他力信心といふものを一度考へてみて貰ひたい。
中原中也 詩壇への願ひ 青空文庫
扨、気持は、そこで一先づ安らかとなつたが、作品が熟してゆくといふことは、時日を要することであるし又、漸次のことであるから今分つたからといつて、すぐに今迄よりも好いものを書いてみせろと期待されても、六ヶ敷い。
中原中也 詩壇への抱負 青空文庫
私としては、従来のものを一新しようといふ新短歌作者等が、どうしていつそ寛闊な様式――新体詩様式に到らないのか寧ろ不思議である。
中原中也 新短歌に就いて 青空文庫
作例 · 標準
忙しいものを、よく手伝ってくれたね。
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彼はまだ子供だものを、そんなに厳しく言わなくてもいいじゃないか。
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こんなに頑張ったものを、結果が出なくて残念だ。
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ものを(ものを) — 幻辞.com