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縡切

縡切
名詞
1
標準
文例 · 用例
お勢が、恨み深げな眼を、くわっと宙に※いて、床のうえで冷たく縡切れていたのである。
小栗虫太郎 地虫 青空文庫
驚いて其の手足を検めると、既に数時間の前に縡切れたらしい、老人の肉も血も全く冷えていた。
岡本綺堂 飛騨の怪談 青空文庫
その二、三日前に先生の処へ行てチャント様子を知て居るのに、急病とは何事であろうと、取るものも取敢えず即刻宅を駈出して、その時分には人力車も何もありはしないから、新銭座から下谷まで駈詰で緒方の内に飛込んだ所が、もう縡切れて仕舞た跡。
福翁自伝 福翁自伝 青空文庫
寝室にはA老人が冷たくなって既に縡切れていた。
松本泰 緑衣の女 青空文庫
旦那様が縡切れておいでだ」扉を内側から開けて、下男たちがいった。
海野十三 什器破壊業事件 青空文庫
早速、かゝりつけの太田医学博士が駆けつけて来たが、死後既に十二時間位経過して、昨夜の十時前後にもう縡切れているので、いかんとも仕方がなかった。
――二川家殺人事件 黄鳥の嘆き 青空文庫
即座に縡切れたので、むろん、姓名も住所も分らなかった。
――二川家殺人事件 黄鳥の嘆き 青空文庫
すっかり縡切れている」 八太郎の急報で飛んで来た町の寺本医師は死体を一眼見ていった。
甲賀三郎 青服の男 青空文庫