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献物

けんもつ
名詞
1
標準
offering (to a shogun, emperor, daimyo, kami or Buddha)
文例 · 用例
新らしい家と云うものが、ちっとも、贅沢な、フリーボラスな気分を醸さず、素朴な、自分等各々の献物によって形造られ、豊かにされた巣、心の棲家と云う落付きを持つ便利と云う点を云えば、米国風のアパートメントは勝れていましょうが、人間の心の要求の何ものかを、どうも殺していると感ぜられます。
宮本百合子 書斎を中心にした家 青空文庫
皆が互に、互の献物を大切に仕合ってと運ぶべき処が在るのでは無いだろうか、私共の生活を透して、相互に理解し、心から協力し合える範囲が、若し所謂人情の領域にのみ限られているものとしたら、各自の生活は、余り寂しいものである。
宮本百合子 断想 青空文庫
或は出雲国造の神賀詞及びこれに関聯した献物、所謂|生調として見えて居るものは、やはりこの白鳥である。
折口信夫 鷹狩りと操り芝居と 青空文庫
『魏志』の記したる倭の女王の貢献物中に、「白珠五千孔」とあるものはこれを語っている。
喜田貞吉 八坂瓊之曲玉考 青空文庫
これを傍例に徴するに、古くすでに『魏志』において倭の女王貢献物の目を録して、中に前記の「白珠五千孔」とともに、「青大勾珠二枚」の名がある。
喜田貞吉 八坂瓊之曲玉考 青空文庫
戦後、安藤さんは日本やシナの古典をしらべて、延喜式の献物品の種目をたんねんにしらべた結果、赤米というものは、近年南京米などといっしょに入って来たようなものでなく、古くからあったという点を指摘されたのである。
柳田国男 故郷七十年 青空文庫
老公もその献物にたいして、かならず心もち頭を下げ、「ありがとう」 の意を示すのが常であった。
吉川英治 梅里先生行状記 青空文庫
うわさによれば、渡辺天蔵は、恵那の山づたいに甲州へ落ちのび、例の小六が苦心して製作させた鉄砲を献物として、武田家へ取り入り、甲州の乱波者の組(しのび・攪乱隊の称)へはいったということであった。
第一分冊 新書太閤記 青空文庫
作例 · 標準
神前には、季節の野菜が献物として供えられた。
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大名が将軍に珍しい品を献物として贈った。
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この寺では、毎朝仏前に献物を捧げている。
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