将重
しょうじゅう
名詞
標準
文例 · 用例
諸方の百姓の一揆軍が、各街道から連絡をとり、この城下へ寄せて来るという、そういう注進が次から次と、さながら櫛の歯を引くがごとく、この城内へ届いて来るのに、その対策が確定せず、殿をはじめ宿将重臣、大広間へ集まり周章狼狽、評定をするばかりであった。
— 国枝史郎 『血煙天明陣』 青空文庫
「さらば南都を攻めよや」とて、大将軍には頭中将重衡、副将軍には中宮亮通盛、都合その勢四万余騎で南都へ発向す。
— 亀井勝一郎 『大和古寺風物誌』 青空文庫
「夜軍に成て、暗は暗し、大将軍頭中将重衡、般若寺の門に打立て『火を出せ』と宣ふ程こそ在けれ。
— 亀井勝一郎 『大和古寺風物誌』 青空文庫
中にも本三位の中将重衡の卿は一人だけ生捕にされてしまった。
— 宮本百合子訳 『「平家物語」ぬきほ(言文一致訳)』 青空文庫
平家方からは、左大将重盛が三千余騎で、陽明、待賢、郁芳の三門を固め、宗盛、知盛以下の諸将は、西南の守備に就いた。
— 第一巻 『現代語訳 平家物語』 青空文庫
十八日、平家は安楽寺へ参拝して、夜もすがら歌を詠み、連歌をするなど神を祭っていたが、その中で本三位中将重衡が悲痛な歌を詠んだ。
— 第八巻 『現代語訳 平家物語』 青空文庫
まず伊賀平内左衛門家長が二千余騎で一の陣、越中次郎兵衛盛次は二千余騎で二の陣、上総五郎兵衛忠光、悪七兵衛景清が三千余騎で三の陣を固め、本三位中将重衡は三千余騎で四の陣を構え、新中納言知盛は一万余騎で五の陣に控えた。
— 第八巻 『現代語訳 平家物語』 青空文庫
重衡いけどり 本三位中将重衡は生田の森の副将軍であった。
— 第九巻 『現代語訳 平家物語』 青空文庫