捷路
しょうろ
名詞
標準
文例 · 用例
捷路などしなくともよい。
— 知里幸恵 『日記』 青空文庫
なまじっか自分の力をたのんで捷路などすれば、真っさかさまに谷底へ落っこちたりしなければならぬ。
— 知里幸恵 『日記』 青空文庫
新疆の如きまた彼が多年垂涎する所にして、これがためには新疆の死命を制しある伊犂を併呑するのもっとも捷路たるべきは、彼がすでに看破したる所ならざらんや。
— 日野強 『新疆所感』 青空文庫
ワグネルを解すべき最上の捷路は手づからピアノを弾じて音譜を知る事なるべし。
— 永井荷風 『江戸芸術論』 青空文庫
○ハネバシは廓内から廓外への捷路の専用門であつて、廓外から廓内への用には必ずしも用ゐられぬ。
— 木村荘八 『吉原ハネ橋考』 青空文庫
藤原から此山に登る捷路は、先ず利根の本流に沿うて遡り、奈良沢から其支流幽ノ沢に入り、幽ノ沢山の西方鞍部に出で、其処から山稜を北進して頂上に達することである。
— 木暮理太郎 『利根川水源地の山々』 青空文庫
他の四十八の峠はとても鉄道と競争するほどの捷路ではないから、身が軽く日を急ぐ者は、山元の山民でも出て来て汽車に乗る。
— 柳田国男 『峠に関する二、三の考察』 青空文庫