極説
ごくせつ
名詞
標準
文例 · 用例
つまり、芸術は写生でないことを極説してゐたのである。
— 田山録弥 『不思議な鳥』 青空文庫
然し大体に於いて積極説に一致している。
— 浜尾四郎 『夢の殺人』 青空文庫
しかるに現在たくさんある法律書をあけて自分の心配事を相談してみると、あるいは消極説だとか積極説だとかいうものがあり、さらにまた折衷説なるものがあり、そうしてまた時には「余輩は第四説を採る」などとさらに異説をたてる先生もある。
— 末弘厳太郎 『小知恵にとらわれた現代の法律学』 青空文庫
いたずらに小知恵にとらわれて末節にのみ走り、積極説、消極説に次いで折衷説さらに第四説、第五説を生み出すごときに至っては、全く法律家のまさにとるべき態度を踏み違えたものといわなければなりません。
— 末弘厳太郎 『小知恵にとらわれた現代の法律学』 青空文庫
だが、之を清算するように見せている非乃至反マルクス主義的な「インテリ積極説」は又、このインテリゲンチャの本当の積極性を決して指摘しているものではない。
— ――現代日本に於ける日本主義・ファシズム・自由主義・思想の批判 『日本イデオロギー論』 青空文庫
純小説と通俗小説の区別など、いまさら説くのも馬鹿々々しいが、純小説は作家一人のための文学であり、通俗小説は読者のための文学である、と極説して差支へあるまい。
— 青野季吉 『百万人のそして唯一人の文学』 青空文庫
三月東宝進出のことは、那波支配人も積極説ではないので止してスケジュール通りに運ぶことゝする。
— 昭和十五年 『古川ロッパ昭和日記』 青空文庫