えびす顔
えびすがお
名詞
標準
smiling face
文例 · 用例
どうにでもなれと、一日一ぱいふんぞりかえって寝て居ると、わが身に、慈眼の波ただよい、言葉もなく、にこやかに、所謂えびす顔になって居る場合が多い。
— ――当りまえのことを当りまえに語る。 『もの思う葦』 青空文庫
いましがたまでふぐのようにふくれていた伝六は、たちまちえびす顔に相好をくずしながら、運ぶこと、運ぶこと、はしと茶わんが宙に六方を踏んで目まぐるしいくらいでした。
— のろいのわら人形 『右門捕物帖』 青空文庫
お屋敷の御用で、急に顔出しをしなければならなかったので――」 と、その場にすがたを現したのが、もう六十路を越したらしい、鬢が薄れて、目の下や、頬が弛んだ、えびす顔の老人、福々と、市楽柄の着つけ、うす鼠の縮緬の襟巻を巻いた、いかにも大商人と思われる男だ。
— 三上於菟吉 『雪之丞変化』 青空文庫
これなら野球試合に間に合うぞ」 古堀老人は、急にえびす顔になって、洗面器のある場所から離れた。
— 海野十三 『地獄の使者』 青空文庫
よろしい、新任副司令リーロフ大佐は、これよりすぐ、海底へ突撃いたします、うーい」 リーロフは、さっきにかわるにこにこのえびす顔で、受話器をがちゃりとかけた。
— 海野十三 『太平洋魔城』 青空文庫
一度こっちになにか起これば、そんなおためごかしは煙のように消えてしまい、昨日までのえびす顔がいきなり鬼の面に変っちまうんだ。
— 山本周五郎 『さぶ』 青空文庫
なんとも貪欲な人相だが、しかし毛虫眉をかぶッた切れ長な眼は細く針のような底光りをかくしていて、しじゅう意識でえびす顔を作っており、それがこの人物の食えない甘酸ッぱさをまた妙に発散している。
— 八荒帖 『私本太平記』 青空文庫
作例 · 標準
この言葉の定義は「smiling face」である。
「smiling face」という意味で使われることが多い。
smiling face」という概念は重要だ。
その出来事は「smiling face」の良い例だ。