物珍しい
ものめずらしい
形容詞
標準
curious
文例 · 用例
千人針が縁となってここに二つのかなり遠くかけはなれた若い女の世界が接近して、互いにいくらか物珍しい興味をもって交渉しているのである。
— 寺田寅彦 『千人針』 青空文庫
八 黒焼き 学生時代に東京へ出て来て物珍しい気持ちで町を歩いているうちに偶然出くわして特別な興味を感じたものの一つは眼鏡橋すなわち今の万世橋から上野のほうへ向かって行く途中の左側に二軒、辻を隔てて相対している黒焼き屋であった。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
ですからまずは、その物珍しい背景からお話ししましょう。
— THE ADVENTURE OF THE DANCING MEN 『踊る人形』 青空文庫
勉強のしすぎから撫で肩で、そして前に突き出た顔面は、物珍しい爬虫類さながらゆらゆらと左右に絶えず揺れている。
— THE FINAL PROBLEM 『最後の事件』 青空文庫
」 それも物珍しいから、むやむやの胸の中にも、傍見がてら、二ツ三ツ四ツ五足に一ツくらいを数えながら、靴も沈むばかり積った路を、一足々々踏分けて、欽之助が田町の方へ向って来ると、鉄漿溝が折曲って、切れようという処に、一ツだけ、その溝の色を白く裁切って刎橋の架ったままのがあった。
— 泉鏡花 『註文帳』 青空文庫
物珍しいものを見るという様子をしてはいたけれども、心の中には自分の敵がどんな獣物であるかを見きわめてやるぞという激しい敵愾心が急に燃えあがっていた。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
葉子は一か月の余も遠のいていた新聞紙を物珍しいものに思ってざっと目をとおし始めた。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
そこへ入るだけが、もう気分がどきどきする物珍しいことだ。
— 宮本百合子 『百銭』 青空文庫
作例 · 標準
都会育ちの子供たちにとって、庭を走り回るトカゲは物珍しい存在だった。
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異国の市場には物珍しいスパイスや果物が並び、見ているだけで飽きない。
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物珍しい電子ガジェットをいち早く手に入れて、友人に見せびらかした。
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