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蒹葭

蒹葭
名詞
1
標準
文例 · 用例
第1図 14世紀写本の竜画第2図 1600年版 竜と蝮の咬み合い また『蒹葭堂雑録』に、わが邦で獲た二足の蛇の図を出せるも、全くの嘘蛇ないらしい。
田原藤太竜宮入りの話 十二支考 青空文庫
蒹葭堂雑録』の二足蛇のほか本邦にかかる蜥蜴あるを聞かぬが、これらは主に土中に棲んで脚の用が少ないから萎減し行く退化中のもので、アフリカに限らず諸州にあり。
田原藤太竜宮入りの話 十二支考 青空文庫
「潮生じて蒹葭蘆荻響く」といふ詩の句がある。
吉江喬松 海潮の響 青空文庫
ぱさ/\と蒹葭の葉を圧しつけるやうにして寄せて来る波、ざぶ/\と岸に溢れて下葉を浸し、入江の奥まで入り込んで来る夕方の潮、人も居ない海際の夕暮、水鳥の影も見えず、冷たい雲が水を閉ぢて、無論船も見えない。
吉江喬松 海潮の響 青空文庫
蒹葭は「あし」「よし」の類なるべし。
正岡子規 墨汁一滴 青空文庫
たまには蒹葭堂、無腸子のやうな篤志家も出なんだではないが、この地に帷を下した学者といふても多くは他国から入りこんで来た者であつた。
正岡子規 病牀六尺 青空文庫
木村巽斎、通称は太吉、堂を蒹葭と呼んだ大阪町人は実にこの山水の素人作者である。
芥川龍之介 僻見 青空文庫
まづ世人を驚かしたと云ふのも、「江戸の筆工|鳳池堂のあるじ浪華に遊びしところ、蒹葭堂を訪ひしに、しばし待たせ給はれ、その中の慰みにとて一帖を出せり。
芥川龍之介 僻見 青空文庫