御伝
ごでん
名詞
標準
文例 · 用例
ソシャルダンスならあたしでも御伝授――御伝授をするわ。
— 中原中也 『夢』 青空文庫
)ただいま期せずして座の一隅より、切望懇願のうめき声が発せられたようでもあり、まあ致しかた無い、御伝授しましょう。
— 太宰治 『花吹雪』 青空文庫
吉田さんへも宜しく御伝え下され度、小生と逢っても小生が照れぬよう無言のうちに有無相通ずるものあるよう御取はからい置き下され度、右御願い申しあげます。
— 太宰治 『虚構の春』 青空文庫
なに、たいした事じゃないがね、たまには、高円寺のほうへも遊びに来てくれっていう御伝言さ」 忘れかけると、怪鳥が羽ばたいてやって来て、記憶の傷口をその嘴で突き破ります。
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫
私は仏様がお禁じになりました真言秘密の法も陛下には御伝授申し上げました。
— 薄雲 『源氏物語』 青空文庫
参られたならばねんごろに御案内申せとの御伝言でござりますゆえ、手前これより御案内申しまするでござります。
— 千代田城へ乗り込んだ退屈男 『旗本退屈男 第十一話』 青空文庫
一揆は国の御法度、ひとりなりとも罪に問わるる者があっては身共が折角の助力も水の泡ゆえ、その旨百姓共にとくと言いきかせて、すぐさま引き揚げるよう御伝えさッしゃい」 心得たとばかり駈け出そうとしたその刹那!
— 日光に現れた退屈男 『旗本退屈男 第八話』 青空文庫
「右大臣に御伝えを願います。
— 夏目漱石 『博士問題の成行』 青空文庫