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高じる

こうじる
動詞-一段動詞-自動詞
1
標準
to grow in intensity
文例 · 用例
いろいろな「奇蹟」たとえば千里眼透視術などをやる人でも、影にかくれた助手の存在を忘れて、ほんとうに自分が奇蹟を行なっているような気のする瞬間があリ、それが高じると、自分ひとりでもそれができるような気になる瞬間もありうるものらしい。
寺田寅彦 路傍の草 青空文庫
が、それがもう少し高じると、ほとんど妖怪談に近い妙なものとなって、だらしのない彼の口髭の下から最も慇懃に発表される。
夏目漱石 彼岸過迄 青空文庫
住みにくさが高じると、安い所へ引き越したくなる。
夏目漱石 草枕 青空文庫
斯ういふ病が高じると、世界に二冊しかない珍本を二冊とも買取つて一冊は焼捨ててしまはねば気がすまなくなつて来る。
辰野隆 書狼書豚 青空文庫
愛書家のことを一般にビブリオフィルと呼んでいるが、此の愛書家の癖が高じると、ビブリオマーヌ即愛書狂となる。
辰野隆 愛書癖 青空文庫
誠に埒もない話であるが、斯うした癖が高じると狂になるのだなと思って、其時、僕は微の字の付かぬ苦笑を漏らした事を一寸告白して置く。
辰野隆 愛書癖 青空文庫
ヤスを嫁としてあつこうてくれりゃ、その女を請けだして、メカケとして、ちゃんと、おさまらせる、というとるけに……」「ほんとに、そんなものは、ないです」 それからも、金五郎の乱行は高じるばかりであったので、遂に、四月になって、正式に離縁された。
火野葦平 花と龍 青空文庫
霊魂の病気は高じるに従って不明になる。
ESSAIS DE MONTAIGNE モンテーニュ随想録 青空文庫
作例 · 標準
趣味の釣りが高じて、ついには会社を辞めて離島に移住し、漁師になってしまった。
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単なる噂への興味が高じて、彼はついにその真相を確かめるために一人で調査を始めた。
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心配性が高じて、家の鍵をかけたか何度も確認しないと外出できなくなってしまった。
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