大振り
おおぶり
形容動詞名詞-の形容詞
標準
somewhat large
文例 · 用例
」 銀子が顔を直し、仕度をして行ってみると、薄色の間の背広を着た倉持は、大振りな赭い一閑張の卓に倚って、緊張した顔をしていたが、看ると鞄が一つ床の間においてあった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
定本:「岡本かの子作品集」沖積舎 1990(平成2)年7月20日初版発行 1993(平成5)年6月30日新装版発行※底本は、物を数える際や地名などに用いる「ヶ」(区点番号5-86)を、大振りにつくっています。
— 岡本かの子 『花は勁し』 青空文庫
そのとき社長は、一人の婦人社員が猛烈に尻尾をふつてゐるのを発見した、傍に一人の男社員がゐて、それに答へるやうに、しきりに大振りをしてゐるのであつた、気がつくと屋上の男女の社員は、どれもみな猛烈に尻尾を振り合つてゐるのであつた。
— 小説 『小熊秀雄全集−15−』 青空文庫
衣裳はといえば大振り袖、べに色勝った友禅|縮緬。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
続いて立ち上がった女の姿、紅色勝った大振り袖、裾のあたりが朦朧と煙り、肩に斑を置いたは月影だ。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
一つの大振りの木の槌が、ゴットンゴットンと台の上へ、規則正しく落ちている。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
主人の仁太郎氏は丁度留守で大振りの欅の長火鉢の前にはお寿賀さんばかりが坐わっていたが私を見ると頷いて見せた。
— 国枝史郎 『温室の恋』 青空文庫
向ふ側は幻灯のやうにぼんやりしてゐて、加けに此方は相当の大振りを試みてゐたところで光りがキラキラと眼の邪魔になつたが彼は、急に運動を止めるのも変な気がして、その儘振り続けてゐた。
— 牧野信一 『籔のほとり』 青空文庫
作例 · 標準
例句
標準
large swing (bat, racquet, etc.)
作例 · 標準
例句