鼻の下
はなのした
名詞
標準
upper lip
文例 · 用例
とぎよつとして狸の顏つきを盜み見たが、何の事は無い、狸は鼻の下を長くしてにやにや笑ひながら、もはや夢路をたどつてゐる。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
外の部分は大して目立たなかったけれど、頭の毛と、鼻の下は、セメントで灰色に蔽われていた。
— 葉山嘉樹 『セメント樽の中の手紙』 青空文庫
大吉苦笑して、T「俺の鼻の下、も少し 長かったら、或いは そんな言葉に 有頂天になったかも 知れぬ」 「エッ?
— 山中貞雄 『中村仲蔵』 青空文庫
私はまた何かの小言でも聞くのかと思つて、軍曹の鼻の下にチヨツピリ生えた口髭を眺めてゐた。
— 南部修太郎 『一兵卒と銃』 青空文庫
豪胆で殺伐なことが好きで、よく銃剣を振るって、露西亜人を斬りつけ、相手がない時には、野にさまよっている牛や豚を突き殺して、面白がっていた、鼻の下に、ちょんびり髭を置いている屋島という男があった。
— 黒島傳治 『雪のシベリア』 青空文庫
平べったい鼻の下には、よごれた大きい黄色い歯が、にやりとしていた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
トウモロコシを鼻の下にさしはさんでいる感じだ。
— 太宰治 『渡り鳥』 青空文庫
」 また疳走った声の下、ちょいと蹲む、と疾い事、筒服の膝をとんと揃えて、横から当って、婦の前垂に附着くや否や、両方の衣兜へ両手を突込んで、四角い肩して、一ふり、ぐいと首を振ると、ぴんと反らした鼻の下の髯とともに、砂除けの素通し、ちょんぼりした可愛い目をくるりと遣ったが、ひょんな顔。
— 泉鏡花 『露肆』 青空文庫
作例 · 標準
彼は、上機嫌で鼻の下を舐めた。
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赤ちゃんがミルクを飲んだ後、鼻の下にミルクの跡が残っていた。
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「ちょっと、鼻の下に何か付いてるよ。」
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標準
mouth
作例 · 標準
彼は、美味しそうにパンを頬張り、鼻の下(口元)を汚しながら食べた。
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子供がお菓子を食べて、鼻の下にチョコレートが付いてしまった。
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「おいしい?鼻の下(口元)がすごいことになってるよ。」
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