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母心

ははごころ
名詞
1
標準
文例 · 用例
外れるな、濁るな、踏み迷ふなと、一々|手でも取りたいほどに氣遣はれる母心が、忌はしい汚點の回想によつて、その口を縫はれてしまふのである。
水野仙子 青空文庫
六 社会への母心 去年の冬、私たちに忘られない経験を与えた木炭も、この秋からは切符制になって、不正と不安とを一掃する方策が立てられた。
宮本百合子 私の感想 青空文庫
母心の叡智も個人的なものからよりひろいものに向けられる実践力となる必要がある。
宮本百合子 私の感想 青空文庫
母心の適切な批評をしてくれます。
宮城道雄 心の調べ 青空文庫
(小母心得て台所へ去る)……苦しくは無いか?
三好十郎 浮標 青空文庫
傷軍の将は母心に似る 犀川の岸まで謙信は一気に馬を跳ばして来た。
吉川英治 上杉謙信 青空文庫
とくに、もう一つ女性的観点から付け加えていいたいことは、この女性文学の本質が母心母愛に根拠し、事物を愛情の目で見る偉大な「物のあはれ」的世界観を確立していることである。
高群逸枝 女性史研究の立場から 青空文庫
昔から婦人の間には「見直し聞直し」といって、悪いとされることをも善く見直し、醜聞として伝わってくることをも聞き直すようにする―というように、すべてに愛の母心が強調されている。
高群逸枝 女性史研究の立場から 青空文庫