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靭猿

うつぼざる
名詞
1
標準
文例 · 用例
その混雑のうちに番数もだんだん進んで、夕の七ツ時(午後四時)を少し過ぎた頃に常磐津の「靭猿」の幕が明くことになった。
少年少女の死 半七捕物帳 青空文庫
さるまさると『靭猿』の狂言に言えるごとく、作物蕃殖を猴の名に寄せて祝い祈るという。
猴に関する伝説 十二支考 青空文庫
こういうわけで、わたしは子供の時から「権八小紫」や、「おかる勘平」や、「関の扉」や、「靫猿」を知っていた。
岡本綺堂 明治劇談 ランプの下にて 青空文庫
それと共に「柄有り、長さ一尺八寸」とありますから、謂はゞ靫猿の踊りに見ることの出来るやうな、又、どうかすれば普通の猿廻しも持つてをつた環鞭のやうなものなのです。
折口信夫 神楽(その二) 青空文庫