郵
郵
名詞
標準
文例 · 用例
もっとも私自身も郵便を投函する必要のあるとき自動車の運転手に「郵便函があったら留めてくれ」といおうか「ポストがあったらストップしてくれ」といおうか、どっちがよくわかるだろうかと咄嗟に迷うことがある。
— 九鬼周造 『外来語所感』 青空文庫
象のやうなものが群がつてゐて郵便局の前をあちこちと彷徨してゐる。
— 萩原朔太郎 『定本青猫』 青空文庫
郵便局の窓口で郵便局の窓口で僕は故郷への手紙をかいた。
— 萩原朔太郎 『定本青猫』 青空文庫
郵便局 郵便局といふものは、港や停車場やと同じく、人生の遠い旅情を思はすところの、悲しいのすたるぢやの存在である。
— 萩原朔太郎 『宿命』 青空文庫
いつも急がしく、あわただしく、群衆によつてもまれてゐる、不思議な物悲しい郵便局よ。
— 萩原朔太郎 『宿命』 青空文庫
郵便局といふものは、港や停車場と同じやうに、人生の遠い旅情を思はすところの、魂の永遠ののすたるぢやだ。
— 萩原朔太郎 『宿命』 青空文庫
郵便局 ボードレエルの散文詩「港」に對應する爲、私はこの一篇を作つた。
— 萩原朔太郎 『宿命』 青空文庫
それがこの書中の「虚無の歌」「臥床の中で」「海」「墓」「郵便局」「パノラマ館にて」等の數篇である。
— 萩原朔太郎 『宿命』 青空文庫